2006年03月06日

【Mann CD 90's〜】 Beyond Brooklyn / Herbie Mann & Phil Woods5










Beyond Brooklyn(US盤)
ビヨンド・ブルックリン(国内盤)
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◆『Beyond Brooklyn』Herbie Mann & Phil Woods, 2003
Herbie Mann(fl,alto fl), Phil Woods(as,cl),
Jay Ashby(tb,alto tb,perc), Gil Goldstein(accordion), Alain Mallet(pf), Marty Ashby(g), Dwayne Dolphin(b), Paul Socolow(b), Roger Humphries(ds), Ricky Sebastian(ds)
JFBオススメ度:★★★★★

 マンの死後に発表された、フィル・ウッズとの共演盤であり、マンの事実上の遺作、ファンへの最後の贈り物です。50年代から付き合いのある両者ですが、レコーディングとなると約40年ぶりの再会です。マン、ウッズ共に、熟練した音色を聴かせてくれます。

様々な音楽に取り組んできたマン、本作ではジャズ、ボサノバ、東欧の音楽を中心とした選曲となっています。全体の雰囲気はあくまでもジャズなので、ロック系のマンが苦手、50年代のマンが好きな方にも聴きやすいアルバムとなっています。


 実はこのアルバム、購入してすぐにこのブログに掲載しようと思っていました。しかし、聴くたびに湧いてくる不思議な感覚が上手く表現できず、後回しにしてしまいました。いつにもまして、個人的な思い入ればかりの紹介になってしまいますが、ご容赦ください。

 購入後、このアルバムを何度聴いても、その都度、「透明感、温もり、寂しさ、楽しさ、悲しさ、充実感、儚さ…」そういった様々な感情で胸が一杯になってしまいます。かといって、重苦しいわけではありません。むしろ心が浄化されるような作用があります。彼のファンなら、きっとそういった印象を受けるのではないでしょうか。

 様々なジャンルの音楽を経て、多くの人々に音楽の楽しさを伝えてきたマン、その彼が自分の死期を悟り、最後に形にした音源です。もちろん、速いテンポの曲等では、体調と年齢から来る演奏技術の衰えも見えます。しかし、その演奏には、ある種悟ったような魅力があります。ダウンテンポの曲では、まさに彼らしい、すばらしい音色を十分に楽しむことができます。

 Herbie Mann主催の、何十年も続いた音楽祭が終わりに近づき、彼が自分の過去を振り返りながら、最後のお別れの挨拶をしている、そんなアルバムではないでしょうか。「楽しいお祭りだったよ。みんな、ありがとう」そんな彼の声が聞こえてきそうです。

 ボーナス・トラックとして収録されている"Time After Time"は、死の数週間前、彼が夫人のために録音した演奏。フルートから出る一音一音に思いが込められた、すばらしいラスト・レコーディングです。


あらためて、皆に音楽の楽しさを伝えてくれた彼に感謝したいと思います。

ありがとう、Herbie Mann。

【曲目】
1.We Will Meet Again / Bill Evans 4:05
2.Alvin G. / Phil Woods 6:08
3.Azure / Duke Ellington,Irving Mills 4:26
4.Bohemia After Dark / Oscar Pettiford 4:13
5.Caminhos Cruzados / Antonio Carlos Jobim 5:50
6.Au Privave / Charlie Parker 3:18
7.Another Shade of Blues / Herbie Mann 4:18
8.Sir Charles Duke / Herbie Mann 6:13
9.Jelek / Mihaly Borbely 6:08
10.Blood Count / Billy Strayhorn 6:47
11.Little Niles / Randy Weston 7:50
12.Time After Time(Bonus Track) / Sammy Cahn,Jule Styne 4:28


jazzflute at 15:27 │Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!Herbie Mann 90's〜 

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この記事へのコメント

1. Posted by ともよ    2007年08月27日 17:34
5 こんにちは。
フルートを趣味としているともよというものです。
最近は、ビッグバンドでフルートを吹いています。
もしよかったら、私のブログにきてください。

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