2004年07月18日

【fl CD】 What's New / Bill Evans with Jeremy Steig


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◆『What's New』Bill Evans with Jeremy Steig,1969
Jeremy Steig(fl), Bill Evans(p), Eddie Gomez(b), Marty Morrell(ds)
JFBオススメ度:★★★★★

 本当に名盤です。名盤ガイドなんかにも載っていて、今更ここで紹介する必要がないくらいです。聴けば分かりますので。・・・ですが、それでは身も蓋も無いので、紹介します。
 フルートにこだわらなくても、ジャズ一般の観点から見ても芸術的な作品です。Bill Evansのピアノ・トリオと共にJeremy Steigの個性的なフルートが大活躍。枯葉やブルースなど、スタンダード曲を中心に丁丁発止の研ぎ澄まされたインタープレイが繰り広げられます。繊細かつ力強いSteigの演奏は、フルートはジャズには軽すぎるといったイメージを打ち破るに充分なものです。ジャズ・フルートに興味が有るなら、一度は聴いて見ましょう。クラシカルで優雅なフルートしか知らない人が聴いたら、圧倒されることでしょう(@o@)

 知的・リリカルと言われることの多いEvansも、Steigに触発されてか、熱いプレイを繰り広げています。枯葉やSo Whatなど、アップ・テンポの曲は異様なテンションの高さです。Lover Manなどのバラードでは、歌心あふれる演奏がきかれます。最近もSteigと活動を共にしているGomezのベースとも、学生時代からの付き合いということで、すでに相性抜群です。
 Jeremy Steigのフルートはまさにワン&オンリー。時に美しく、時に激しく、自由自在な演奏です。クラッシックの下地がある上に、息の音・キーを叩く音・強烈なビブラート、唸り声・叫び声、なんでも有りです。そしてなにより、一曲・一音への気合が半端じゃありません。狂おしいまでの気迫を感じさせます。全体の印象としては「陰」のオーラを感じます。影のある美しさ、冷たい輝きとでも言いましょうか、聴いているとぞくぞくしてきます。同じフルートでも、ハービー・マンやヴァレンティンの明るい「陽」っぷりとは実に対称的です。
 何年か前、Steigのライブを見たことがあるのですが、異次元に吸いこまれそうな妖しい美しさを持った音色でした。そしてやはり、盛りあがってくると、唸り・叫んでいました。

【曲目】
1.Straight No Chaser / Monk 5:40
2.Lover Man / David,Sherman,Ramirez 6:19
3.What's New / Haggart,Burke 4:49
4.Autumn leaves / Kosma,Prevert,Mercer 6:12
5.Time Out For Chris / Bill Evans 7:19
6.Spartacus Love Theme / North 4:57
7.So What / Davis,Hall 9:10

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この記事へのコメント

1. Posted by ジャズ初心者の美和    2004年08月10日 22:36
はじめまして。
こんなに素敵なblogが有ったなんて、と感動しちゃいました。

ジャズを聴き始めて、まだ凄く日が浅いので、こういったCD紹介をして頂けると、何より有り難いです。

このアルバムは、先日行きつけのジャズ喫茶でかかりました。
うっとり聴き惚れてしまいました。
やはり名盤だったんですね・・・。
WEB上で、こんな風に再開できて、とても嬉しいです。
2. Posted by JFB    2004年08月12日 13:39
>美和さん
ありがとうございます。
そういっていただけると作ったかいがあります。(^^)

これからも名盤・珍盤の数々を紹介予定ですので、
またのぞいてみて下さいね。
3. Posted by 美和    2004年08月12日 23:16
お返事、ありがとうございます(^^)。
これからも、ちょくちょく遊びに参ります。



4. Posted by 初心者のためまだ名無しです    2004年08月28日 15:32
 懐かしいアルバムです。フルートといっしょに声を出したりする奏法を覚えています。
 フルートは一度吹いてみたいけれど、腱鞘炎もちなのでちょっと躊躇中です。

 ではまた!!
5. Posted by JFB    2004年08月30日 14:13
コメントありがとうございます〜!!

声をだしながらの奏法、ほんとに印象的ですよね。
一度聴いたら忘れられません。
楽しい楽器なので、ぜひ吹いてみてください。
持ち方に無理がなければそんなに負担はかからないと思います。
6. Posted by 胎児    2004年09月17日 18:53
はじめまして!!
ジャズフルートのCDを紹介しているブログがあったなんて!うれしいです。何せ全然わかんないのに「ジャズフルートやりたい」と思ってたので。(←アホなんです)

私が唯一聴いた事のあるJFCD『What's New』を紹介されてて、
「よかった…、名盤から入って。」と自分に一安心。

私の場合ジャズも未知なのに、フルートを吹けるようになるという目標もまだ始まったばかりです。勉強しなきゃ。。

色んな曲を聴いてイメトレしたいと思います。
先導お願いします!
またおじゃましま〜す。



7. Posted by aft    2004年09月18日 01:02
はじめまして。

私もこのアルバムがとてもお気に入りなもので、共感を込めてコメントを記させていただきます。
ご指摘の通り、ジェレミー・スタイグの個性的なフルートとビル・エバンスの美的センスとがぶつかりあう素敵な世界ですよね。
また、寄らせていただきます。
素敵なサイトだと思いました。
8. Posted by JFB    2004年09月19日 13:58
胎児さん、aftさん、コメントありがとうございます!
大好きなアルバムなので、共感してくださる方がいると嬉しくなります。

まだまだ情報量が少ないブログですが、引き続きCD、教本など更新していきますので、今後ともよろしくお願いします。
9. Posted by nobu    2005年10月03日 08:21
はじめまして。nobuと申す、おじさん笛吹きです。
私もこのアルバム大好きです。自分のブログでも紹介しましたのでTBさせてください。
10. Posted by JFB    2005年10月25日 15:13
>nobuさん
はじめまして。お返事が遅くなりました。
最近すっかり更新が滞ってしまって…。

コメントとトラックバック、処理しておきました。
やはりこのアルバムは、数あるジャズ・フルート作品の中でも大人気ですね。まさに名盤。

こちらからもトラックバックさせていただきますね。

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